ウンギョルはウニュを家まで送り届けた後、彼女の荷物タグに「オン・ウニュ」と書かれているのを見つけ、疑問を抱きます。ウニュに誘われ、家でカップラーメンを食べることにしたウンギョルは、彼女が一人暮らしで両親が不在であることを知ります。ウニュの荷物を二階に運んだ際、壁に貼られた母親の初恋相手のバンド情報を探す計画を見つけます。さらに、ウニュがラーメンさえまともに作れないことに驚き、ウンギョルは彼女のためにチヂミを作ってあげます。

ウニュと過ごす時間が増えるにつれ、ウンギョルは彼女への恋心を自覚します。もっと一緒にいたいウンギョルは、ウニュが元の世界に戻る方法を見つける手伝いを申し出ますが、時間がかかるかもしれないとほのめかします。チョンアの家に戻ったウンギョルは、クローゼットの中の携帯電話に楽器店の店主から着信があったことを知ります。店主によると、空に満月が二つ浮かぶ時がタイムゲートが開く時で、2023年に戻れるチャンスだと言います。しかし、この機会を逃すと、2023年の全てが変わってしまう可能性があると告げられます。

一方、悩みから解放されたウニュは、ハ・イチャンに謝罪に行きます。ハ・イチャンは、ウニュがウンギョルに惹かれていることに気づいていたと話し、美しい思い出をくれたことに感謝します。ペウォン中学校の校長はバンドメンバーを集め、体育館での喧嘩の件で叱責されると思いきや、全国青少年バンド大会への出場を命じます。校長は、長年のライバルである別の高校の校長に勝つことを望んでいました。

大会に出場するためにはオリジナル曲が必要ですが、これまでカバー曲ばかり演奏してきた彼らにとって大きな課題です。ウンギョルは新曲を作ればいいと提案し、ハ・イチャンは2泊3日の作曲合宿を提案、ウニュとチョンアも誘います。しかし、チョンアはハ・イチャンとの過去の感情のもつれから参加をためらいます。ウニュは再びパニック発作を起こし、ウンギョルは彼女を連れて学校を抜け出し、精神安定剤について尋ねます。ウニュは自身の経験を語り、ウンギョルは「僕が君の処方箋になりたい」と慰めます。ウニュが薬の瓶を開けると、中にはキャンディーが入っていました。

オ・マジュは、バンドのためにチョンアの助けが必要だと、ハ・イチャンに彼女を説得するよう強要します。気乗りしないハ・イチャンでしたが、チョンアが通りかかったのを見て、こっそり後をつけます。途中、チョンアが二人の高校生に絡まれ、ハ・イチャンは彼らを懲らしめますが、警察沙汰になってしまいます。最終的に、祖母が問題を解決し、ハ・イチャンの行動の動機を理解していると伝え、その無条件の信頼にハ・イチャンは深く感動します。

帰宅後、ハ・イチャンは高校生たちに仕返しをしようとしますが、ウンギョルに止められます。その後、ウンギョルはファックスでチョンアに誤解があったことを知らせ、彼女を呼び出します。チョンアが到着すると、それは優しい嘘だったとわかります。ハ・イチャンは、学園祭で彼女のために歌うつもりだったが、彼女が来なかったので、今、その埋め合わせをすると言います。ハ・イチャンは手話で歌を歌い、チョンアは深く感動します。その瞬間、二人の心はゆっくりと近づき始めます。

週末、ウンギョルはウニュの手を繋ぎ、ハ・イチャンはチョンアを連れて、バンドメンバーの前に現れます。他のメンバーたちは、意中の女性を射止めるチャンスを奪われたと思い、がっくりと座り込んでしまいます。目的地へ向かう電車の中で、ウンギョルとウニュは楽器店の店主から電話を受けますが、電波が悪く、二人はトイレの方へ移動して電波の良い場所を探します。

『輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~』第13話 感想

第13話は、それぞれのキャラクターの感情が大きく動いた回でした。ウンギョルはウンユへの想いを確信し、彼女を元の世界へ戻す手伝いをしながらも、もう少し一緒にいたいという複雑な心境が切ないです。一方、ハ・イチャンはチョンアへの想いを手話の歌で表現し、ついに二人の心が通じ合うシーンは感動的でした。

バンドメンバーが全国大会出場を目指し、オリジナル曲作りに奮闘する姿も青春そのもの。特に、これまで恋愛とは無縁だったメンバーたちが、ウンギョルとハ・イチャンの恋の進展に動揺する様子はコミカルで、微笑ましかったです。

そして、物語のキーとなるタイムトラベルの謎も深まります。楽器店の店主からの電話、空に浮かぶ二つの満月...。2023年に戻る日が近づく中、ウンギョルとウンユ、そして1995年の若者たちの運命がどうなるのか、次回の展開から目が離せません。全体として、恋愛、友情、家族愛、そしてタイムトラベルの要素が巧みに絡み合い、視聴者を飽きさせない、見どころ満載のエピソードでした。

つづく