ハ・イチャンとオ・マジュは、ユン・ドンジンがウンギョルと間違われた一件で落ち込んでいます。一方、チェ・セギョンはジファン楽団の公演チケットをユン・チョンアに渡します。ユン・チョンアは驚きますが、チェ・セギョンとの間に何かを感じます。しかし、ユン・チョンアは学校でいじめにあい、持ち物を壊され、さらには連れ去られそうになります。
ウンギョルはハ・イチャンを見つけ、ユン・ドンジンの代わりにバンドに入りたいと申し出ます。ハ・イチャンは最初は断りますが、ウンギョルは諦めずにハ・イチャンを追いかけます。ウンギョルから逃げる途中、ハ・イチャンは芸術高校に紛れ込み、体育教師に追いかけられます。慌てて地下の運動器具室に隠れたハ・イチャンは、そこで同じく閉じ込められていたユン・チョンアと出会います。
二人はこの状況下で会話を深めます。ユン・チョンアは自分の苦悩と音楽への愛を語り、ハ・イチャンは彼女をより深く理解します。ハ・イチャンもチェ・セギョンへの想いを語り、二人の関係は変化していきます。
一方、ウンギョルは2023年に戻る方法を探し続けていました。ある夜、楽器店の店主からの電話を受け、自分の力で道を見つけなければならないと悟ります。ウンギョルは過去に溶け込むことを決意し、90年代の文化を学び、音楽に影響を与えようとします。
ハ・イチャンのバンド「偽造初恋記憶団」は困難に直面しますが、ユン・ドンジンが加入し、状況は改善します。メンバーは学校祭の公演に向けて準備し、それぞれの価値を証明しようとします。その裏で、チェ・セギョン、ユン・チョンア、ハ・イチャンの関係も変化し、彼らは成長し、未来への新たな目標を見つけていきます。
第3話の感想
第3話は、過去にタイムスリップしたウンギョルが、若き日の父であるハ・イチャンと出会い、少しずつ関係を築いていく様子が描かれました。特に、ユン・チョンアとの出会いを通じて、ハ・イチャンが周囲の人々との関わり方を考え直すきっかけを得るシーンは印象的でした。また、ウンギョルが過去の文化に触れ、音楽を通じて時代に影響を与えようとする姿は、彼の成長を感じさせます。
「偽造初恋記憶団」のメンバーが揃い始め、物語が本格的に動き出した印象です。それぞれのキャラクターが抱える背景や想いが徐々に明らかになり、今後の展開への期待が高まります。特に、チェ・セギョン、ユン・チョンア、ハ・イチャンの関係がどのように変化していくのか、目が離せません。音楽と青春、そして少しのファンタジー要素が絡み合い、独特の世界観が魅力的なドラマだと改めて感じました。
つづく