ウンギョルが突然バンドの前に現れ、ハ・イチャンは彼を見て非常に喜び、駆け寄る。ハ・イチャンはウンギョルにバンドに戻ってきてほしいと頼み、どんな要求でも受け入れる、大学受験の勉強も頑張るとまで言う。しかし、ウンギョルが出した条件は、ハ・イチャンにとって衝撃的で受け入れがたいものだった。ウンギョルは、自分がセギョンを好きになったため、ハ・イチャンにセギョンと付き合わないよう要求する。
ウンギョルはさらに、ハ・イチャンに自分とセギョンのどちらかを選ぶように迫り、ハ・イチャンは激怒。二人は掴み合いの喧嘩になる。ウニュが止めに入ろうとするが、周りの生徒たちに気づかれ、注目の的になってしまう。一方、ハ・イチャンとウンギョルは騒ぎに紛れてしまう。この騒動は、学校の先生が来たことで収まり、生徒たちは散り散りになる。体育教師はハ・イチャンに目をつけたが、チョンアの助けで、ハ・イチャンは逃げ出すことに成功する。
その頃、ウンギョルとウニュも先生に追いかけられ、水泳場に隠れて難を逃れる。その後、ウニュはウンギョルになぜ公衆の面前で自分に告白したのかと問い詰め、3秒以内に説明するよう求める。ウンギョルはウニュに一目惚れしたと告白し、意外にもウニュは照れながらもそれを受け入れる。その後、理事長は二人を呼び出し、罰を与えようとするが、ウニュだけを別に呼び、アメリカから帰国した理由を尋ねる。ウニュは飛行機に乗ったせいで聴力に問題が生じ、検査のために帰国したと嘘をつく。幸い、両親はカナダ旅行中で、真実がバレることはなかった。
教室に戻ったウンギョルは、チョンアが自分に怒っていることに気づき、自分が三角関係に陥っているわけではないと慌てて弁解する。チョンアに冷たくされたウンギョルは、ウニュに誘われて辛い豚足を食べに行くが、ウニュは途中で気が変わり、テイクアウトして帰宅する。彼女は、ウンギョルが母親の初恋の相手かどうかを確認したくなかったのだ。帰宅後、ウニュは母親が初恋の相手が学園祭でセレナーデを歌ってくれたと話していたことを思い出す。
ウンギョルは後にチョンアの日記を偶然見てしまい、彼女がハ・イチャンを好きだという事実を知る。チョンアは自分の秘密がバレたことに怒り、ウンギョルを追い出す。翌日、ハ・イチャンはウンギョルに、セギョンにどちらかを選んでもらう公開競争を提案する。ウンギョルは同意するが、学園祭までは二人ともセギョンと個人的に会わないという条件を出し、ハ・イチャンもこれを受け入れる。
ウンギョルは祖母を見舞い、祖母は彼に、ハ・イチャンを指導し続け、孫が同じ過ちを繰り返さないようにしてほしいと頼む。ウンギョルは用事が済んだら戻ると約束し、ハ・イチャンの体調を気遣う。次の日、ウニュはウンギョルに挨拶しようとするが、ウンギョルは逃げ出し、追いかけっこになる。ウニュが追いつくと、ウンギョルはハ・イチャンとの約束で、学園祭までは個人的に会えないと説明する。ウニュは少し不機嫌になり、同時にウンギョルに対して微妙な感情の変化を感じ始める。
バンドは練習室が使えないという問題に直面する。オ・マジュはウンギョルに、このことを口外しないように言い、新しい練習場所を見つける。ウンギョルはチョンアのハ・イチャンへの恋を応援するため、彼女を新しい練習場所に連れて行くが、そこにはハ・イチャンがセギョンを連れてきていた。ウンギョルはハ・イチャンになぜ約束を守らないのかと問い詰めるが、ハ・イチャンは写真撮影のためだと弁解する。ウンギョルはウニュの写真撮影の腕前を試すことで、ハ・イチャンとチョンアが二人きりになれる時間を作ろうとする。
ウンギョルはウニュのバイクに乗せて遠出するが、途中でガス欠になり、二人は歩いて戻ることになる。休憩中、ウニュはウンギョルに歌を歌ってほしいと頼み、ウンギョルはそれに応じる。夕日の中のウニュを見たウンギョルは、思わず心を奪われ、キスをしたい衝動に駆られる。このシーンは、二人の関係が新たな展開を迎えることを予感させる。
『輝くウォーターメロン』第9話 感想
第9話は、恋愛模様が大きく動き出し、それぞれのキャラクターの感情が複雑に絡み合う回でした。ウンギョルが突然、セギョンへの想いを告白し、イチャンとの三角関係が勃発。まさかの展開に驚きつつも、ウンギョルのストレートな愛情表現にはドキドキさせられました。
一方、ウンユもウンギョルへの気持ちが芽生え始めている様子。しかし、母親の初恋の相手かもしれないという葛藤もあり、素直になれない姿がもどかしいです。また、チョンアがイチャンを想っていることを知ったウンギョルの行動や、イチャンとウンギョルの間で交わされた「学園祭までセギョンに会わない」という約束など、今後の展開を左右する重要なポイントが散りばめられていました。
個人的には、ガス欠で二人きりになったウンギョルとウンユのシーンが印象的。夕日をバックにウンギョルが歌うシーンはロマンチックで、二人の距離が縮まる様子に胸が高鳴りました。コメディ要素もありつつ、それぞれのキャラクターの成長や変化が丁寧に描かれており、見ごたえのあるエピソードでした。
つづく