ピョンファ市に到着したペク・ヨンオクは、薬局を探していたが、怪しげな男女に声をかけられ、万能薬と称するものを売りつけられそうになる。
一方、K-POPグループFITAのロイドは、ピョンファ市庁舎でのコンサートのために現地入りしていた。コンサート会場の外では、謎のトラックが爆弾を仕掛けていることが判明。市長は匿名の情報提供者から爆弾テロの脅威を知らされる。
ヨンオクは、薬を買うために怪しい男女のトラックに乗り込むが、不審に思い、彼らに銃を突きつけてトラックを奪い逃走する。
その頃、ロイドは舞台裏の控え室を抜け出していた。爆弾犯たちは、計画が露見したため撤退を命じられる。ロイドは自分のバンに戻り、ジニ・ユンからプレゼントとして、彼がずっと欲しがっていた銃を受け取る。捜査官が情報提供者を見つける中、マスコミはロイドとジニ・ユンが親密な様子を目撃し、騒動となる。任務中のヨンオクは、ロイドの偽物の銃を壊し、彼をバンに押さえつける。
事務所に戻ったロイドは、ジニ・ユンがマスコミにロイドと別れたと話したことでスキャンダルに巻き込まれる。ロイドは、噂が静まるまで身を隠すことを決意。ビデオゲームをしている最中、彼は銃を壊した軍人を尾行したことを思い出す。彼女は爆弾犯の一人と激しい格闘を繰り広げ、犯人は逃走した。
市長の側近たちは、混乱を避けるため、この事件をいたずらとして処理し、ロイドのスキャンダルでメディアの関心をそらすことにする。さらに、情報提供者も捕らえられ、彼女はロイドの10代のファンガールであることが判明。K-POPスターであるロイドは、当面の間、軍隊に送られることになる。
第2話:ロイド、軍隊で危険に直面
ロイドはバンに乗せられ、地雷原に降ろされる。彼は軍の広報チームに配属されると思っていたが、気づけば部隊長のヨンオクと共に、民間人を傷つけずにテロリストを殺すよう命じられる。部隊がペアに分かれると、ロイドはヨンオクと組むことになる。作戦が始まり、テロリストは次々と倒れるが、突然ロイドも倒れてしまう。
彼は、涙を流しながらステージに立ち、ファンに声援を送られる夢を見る。そして、母親からもっとお金を稼ぎ、軍隊に行く計画を延期するよう言われる夢へと変わる。現実に戻った彼は、部隊員に囲まれて目を覚ます。それは対テロ訓練であり、実弾は使用されていなかった。
彼の部隊は、統合軍の山岳ホークスチーム1だった。ロイドは、広報チームに異動になると思っていたため混乱する。メンバーが死亡したため、ペク・ヨンオク少佐は簡単な状況説明を行い、車ではなく徒歩で帰還するよう命じる。まだ痛みに苦しむロイドは、仲間たちに追いつけず、遅れをとってしまう。
一方、当局は情報提供者のハン・ソンイ(キム・ナヨン)を取り調べるが、彼女は協力を拒否する。テロリストのリーダーであるソン・ジェフンは、軍隊に内通者を潜入させており、ソンイの居場所を入手する。
部隊全員が宿舎に到着したが、ロイドだけがいない。一方、ソンイはテロリストに誘拐される。場面はデパートに切り替わり、ミレは祖母のチョン・グムスク(キム・ジョンヨン)と一緒にアイスクリームを買うことにする。
ソンイは逃げ出し、銃弾を避けながらロイドにぶつかる。逃走計画として、ロイドはソンイのジャケットを着て、彼女が安全に逃げられるようにテロリストをおびき寄せることにする。ソンイは抵抗せず、ロイドは追い詰められる。
実弾を持たないロイドは絶望するが、ヨンオクがバイクに乗って助けに現れる。選択肢はあまりなく、彼女はテロリストを避けるために崖から下の水に飛び込むことを決意する。泳げないロイドは溺れ始める。彼を助けようと、ヨンオクは水面に上がり、ロイドに人工呼吸をする。
『マイ・ミリタリー・バレンタイン』第1-2話 感想
南北統一をテーマにした設定が斬新で、先が読めない展開に引き込まれました。K-POPアイドルと北朝鮮軍人という、本来交わるはずのない二人の出会いと、そこから生まれる騒動がコミカルに描かれていて面白いです。特に、ロイドのスキャンダル回避のための軍隊入隊や、地雷原での訓練シーンは笑いを誘います。
一方で、爆弾テロやテロリストとの銃撃戦など、シリアスな要素も盛り込まれており、物語に深みを与えています。ロイドとヨンオクの関係が、単なるラブコメにとどまらず、どのように発展していくのかが非常に気になります。映像も美しく、キャストの演技も魅力的で、今後の展開に期待が高まる1-2話でした。
つづく