前回、シャドウを追跡するため、ロイドはセーフハウスへ向かう。最終話は、スンテーがウォン・テスク市長と車から降りてきたロイドを狙うシーンから始まる。一方、副委員長のイはヨンオクに助けを求める。
ジェフンはスンテーを止めようとするが、スンテーはジェフンに銃を向ける。ジェフンは仲間の死の責任を取ると言うが、スンテーは聞かず、ロイドに向かって発砲。ヨンオクが間一髪でロイドを守り、スンテーを撃つ。
ジェフンは倒れたスンテーを見つけ、最後の別れを告げる。その瞬間、スンテーはロイドを撃つが、ジェフンが身代わりとなり銃弾を受ける。取り乱したヨンオクは彼の頭を抱きしめ、泣き叫ぶ。
ロイドはシャドウの正体に気づき、二人で捕まえに向かう。一方、市長は全てを目撃し、副委員長たちに全員を退去させ、北朝鮮に攻撃の責任をなすりつけようとする。二人は銃を抜き、互いに向け合う。
ロイドとヨンオクは到着するが、IDを持っていても中に入れない。市長はヨンオクをスパイに仕立て上げようとするが、ロイドは彼女こそがシャドウだと指摘。副委員長のパクは、イ副委員長への信頼を示すために銃を置き、イ副委員長はヨンオクとロイドのためにガラスのドアを開ける。
ロイドがテソクを逮捕しようとすると、彼女は銃を取り出し、パク副委員長を撃ち、ロイドを人質に取る。部隊が突入し、ロイドはヨンオクに撃つように言うが、彼女はロイドを撃ってしまうことを恐れる。イ副委員長が発砲し、ロイドに命中。彼が地面に倒れると、部隊はテソクを逮捕する。
ヨンオクはロイドを抱きしめ、愛していると告白し泣き始める。ロイドは告白を喜び、自分も愛していると言い、起き上がって防弾チョッキを見せる。二人は熱いキスを交わす。
ヨンオクとロイドは、手術前のミレを見舞いに病院へ行く。ロイドはヨンオクに、ジェフンが彼を訪ねてきてシャドウに関する情報を提供し、彼が今や主な標的だと告げたことを話す。シャドウを捕まえる最良の機会は、彼らがロイドを殺そうとする時。彼らはロイドをセーフハウスに連れて行き、スンテーに彼を撃たせることでこれを計画した。情報を持っていて、それを操作できた人物がシャドウ。そのため、ロイドは囮として行動した。
クムソクは息子を失うが、息子だと思っていた部隊員は彼女を「母」と呼び始める。ミレの手術は成功し、ロイドが支払いを済ませていると、車椅子に乗ったソンイに会う。同じ病院で、コンビニのカップルには双子が生まれる。
ミレの病室で、ロイドはヨンオクを脇に連れて行き、残りの人生を一緒に過ごしてほしいと頼む。彼女は断り、今は結婚したくないと言う。コンビニのカップルの結婚式に出席中、ロイドはヨンオクにいつ結婚するのか尋ねると、彼女は彼が除隊後に歌手に戻らなければならないと答える。
ヨンオクは花嫁のブーケをキャッチし、ロイドを喜ばせる。K-POPバンドFITAが結婚式でパフォーマンスをし、ロイドも参加。皆が楽しい時間を過ごす。突然、部隊はメッセージを受け取り、アフガニスタンへ派遣されなければならなくなる。こうして、『マイ・ミリタリー・バレンタイン』はカップルにとってハッピーエンドを迎える。
最終回感想
『マイ・ミリタリー・バレンタイン』最終回は、アクション、ロマンス、そしてコメディ要素が絶妙に絡み合い、最後まで目が離せない展開でした。シャドウの正体が明らかになる過程はスリリングで、ロイドとヨンオクの連携プレーは見事。特に、市長との対決シーンは緊迫感があり、手に汗握りました。
しかし、緊迫した状況の中でも、ロイドとヨンオクの愛の告白シーンは感動的。防弾チョッキのオチは、このドラマらしいユーモアとロマンスのバランスが取れていて、思わず笑みがこぼれました。
ミレの手術成功やコンビニカップルの結婚式など、サブキャラクターたちの幸せな結末も描かれ、温かい気持ちに。最後のFITAのパフォーマンスシーンは、ドラマ全体のハッピーエンドを象徴しているようでした。
ただ、アフガニスタンへの派遣という終わり方は、続編を期待させるものでもあり、少し気になる終わり方でもありました。全体としては、最初から最後まで飽きさせない、エンターテイメント性の高いドラマだったと思います。