【2013年の回想】

マフィア組織「ブルドッグ団」のボス・ソ・テピョンと息子ソ・ジファンが登場。ジファンはライバル組織「キティー団」を倒して父の後継者となり、数々の抗争を制して組織を拡大。最終的に自らの組織を解散させ消息を絶つ。

【2023年の現在】

ジファンは食肉会社「サージー・ディア社」のCEOに。修道院で瞑想中、元組員風の社員たちから倉庫の腐敗肉問題と父の右腕だったコ・ヤンヒの動向を報告される。騒ぎを起こしたため僧侶に追い出される社員たち。

その頃、コ・ウナは友人からのSOS通話を受け、警官のコスチューム姿のままクラブ「キャット」に潜入。偶然ジファンと出会い、転びかけたところを抱き止められる。ウナが床に撒いたキャンディが後の伏線に。

クラブ内でジファンは部下のチョン・ユンテクを探す中、従業員がウィスキーに薬物を混入する現場を目撃。騒動に巻き込まれたウナはジファンを犯人と勘違いし、おもちゃの手錠をかける。駆けつけた本物の警察にジファンが連行されるも、手錠が偽物だと判明し解放される。

【次の日】

動画配信会社「マカロンソフト」で働くウナは、商品紹介を忘れた動画をアップしたことで上司に叱責。契約更新を条件付きで警告される。

ジファンは元組員たちと朝食中、市場に出回っている新型薬物がウナの撒いたキャンディに似ていることを知り、ケーサツ官の立場から彼女をヤンヒの手下と疑う。

昼間のバイト先で再会した2人。ジファンが子どもから盗んだ金を取り返す場面を誤解したウナは彼の頭を叩いて逃亡。追いかけたジファンはキャンディの正体を確かめるためウナを病院に連れて行き、ただの菓子だと判明する。

【エピソード後半】

ウナが23年会っていないカレ・ヒョンウについて友人と語る中、検事ジャン・ヒョンウが登場。「人間は変わらない」という信念を持つ彼に対し、ジファンは更生支援企業の経営者として「人は変われる」という哲学を持っている。

子どものお祭り会場で再び鉢合わせる2人。ウナが掃除中に誤ってジファンを階段から転落させてしまうラストシーン。意識を失うジファンを囲み慌てる社員たちの姿でエピソードは終了する。

第1話の感想

コメディとサスペンスが絶妙に融合した第1話。元マフィアのCEOソ・ジファンと天然系動画クリエイターコ・ウナの「誤解の連鎖」が笑いと緊張を生みます。警官コスプレでのクラブ潜入、キャンディとドラッグの取り違え、階段転落事故と、二人の出会いが全て偶然と勘違いで成り立つ構成が見事。

特に印象的なのは「更生」をテーマにした対比描写です。検事ジャン・ヒョンウの「人間は変わらない」という冷徹な信念に対し、ジファンが前科者を雇用する企業経営者として体現する「信頼のリスク」。現代社会の偏見をマフィアドラマの文脈で問い直す手法が新鮮です。

ラストの階段転落シーンでは、コメディタッチながらジファンの「普通のビジネスマン」としての脆弱性が浮き彫りに。警官コスチュームやキャンディの小道具が伏線として機能し、今後の人間関係の発展と組織抗争の予感を感じさせる仕上がりです。

つづく