牢獄に囚われたソン・イギョムとホン・ダインは、落胆するどころか、今後の行動を話し合い、励まし合っていた。カン・ジョンギルが簡単に彼らを解放するはずがないと考えたソン・イギョムは、脱獄の機会を伺いつつ、サウォル(エイプリル)の死の真相究明を誓う。

一方、チュンサムは二人を救うべく奔走していた。役人の証票を手に衙門へ乗り込み、高官を装うことで門番たちを跪かせ、部下が捕らえられたと偽り牢獄への侵入に成功する。

牢内では、ソン・イギョムとホン・ダインは希望を捨てず、談笑すらしていた。わずかな可能性にも賭け、逆転を狙っていたのだ。程なくして、カン・ジョンギルは二人を射場に連行し、残酷なゲームを始める。逃げる機会を与える代わりに、自分の弓矢から逃れなければならないというのだ。

最初にホン・ダインが挑戦させられる。彼女は勇気を振り絞り走り出すが、濡れた地面に足を取られ転倒してしまう。それでもすぐに起き上がり走り続けるが、カン・ジョンギルは冷酷な笑みを浮かべ、弓を引き絞る。

絶体絶命の瞬間、ソン・イギョムは焦燥に駆られる。ホン・ダインが失敗すれば、次は自分の番だと悟ったのだ。カン・ジョンギルが矢を放とうとしたその時、チュンサムが到着し、機転を利かせた方法でカン・ジョンギルとその部下たちの注意を逸らす。その隙にソン・イギョムはホン・ダインを庇い、致命の一撃から彼女を救う。

激しい攻防の末、チュンサム、ソン・イギョム、ホン・ダインの三人は協力してカン・ジョンギルの部下たちを倒し、カン・ジョンギルを捕らえる。ソン・イギョムは、前任の暗行御史殺害について、そして自分たちを陥れようとした理由についてカン・ジョンギルを問い詰める。動かぬ証拠を突きつけられたカン・ジョンギルは、ついに罪を認め、地方官吏の汚職に関わる巨大な陰謀を隠蔽しようとしていたことを白状する。

真相が明らかになり、ソン・イギョムは証拠を携え京城へ戻り、カン・ジョンギルたちの悪事を暴くことを決意する。ホン・ダインはサウォルの遺児の面倒を見るため、その地に留まることを選ぶ。幾多の困難を乗り越え、彼らは正義を実現し、サウォルの仇を討ったのだ。

静かな夕暮れ時、ソン・イギョムはホン・ダインと子供に別れを告げ、京城への道を歩み始める。胸には未来への希望と、今回の経験への深い思いが満ちていた。ホン・ダインは彼の後ろ姿を見送り、この地に平和と正義が訪れることを静かに祈るのだった。

第3話の感想

第3話は、手に汗握る展開の連続で、息つく暇もないほどでした。特に、カン・ジョンギルがホン・ダインを的にした残酷なゲームは、見ているこちらも恐怖を感じ、ソン・イギョムの焦燥感が痛いほど伝わってきました。チュンサムの機転と活躍、そしてソン・イギョムのホン・ダインを庇う姿は、まさにヒーローそのもの。緊迫感溢れるアクションシーンは、このドラマの魅力を最大限に引き出していました。

また、今回のエピソードでは、単なる勧善懲悪ではなく、それぞれのキャラクターの心情が丁寧に描かれていた点も印象的です。ソン・イギョムの正義感、ホン・ダインの優しさ、チュンサムの忠誠心、そしてカン・ジョンギルの追い詰められた末の焦りなど、それぞれの感情が複雑に絡み合い、物語に深みを与えていました。特に、ホン・ダインがサウォルの遺児の面倒を見ることを決意するシーンは、彼女の母性愛と強さを改めて感じさせ、胸を打たれました。

つづく