ホン・ダインはソン・イギョムに盗賊の指名手配の貼り紙を見せ、盗賊がソン・イギョムにそっくりだとわざとらしく言います。ソン・イギョムは焦り、貼り紙を奪い取ります。ホン・ダインはそれを好機と捉え、任務に同行させなければ、ソン・イギョムが盗賊の兄であることをバラすと脅します。
弱みを握られたソン・イギョムは、仕方なくホン・ダインを同行させることに。チュンサムと共に城を出ると、城門で待ち構えていたホン・ダインと合流し、三人は都を後にします。
夜、都承旨はホン・ダインの部屋を訪ねますが、反応がありません。不審に思い、部屋に入ると、そこには都承旨への感謝と、安逸な暮らしよりソン・イギョムとの冒険を選んだという内容の手紙が残されていました。都承旨は、手紙を読みながら困った表情を浮かべます。
ソン・イギョム一行は小さな町に到着し、宿を見つけます。翌日、町で殺人事件が発生し、多くの犠牲者が出ます。役人は盗賊団の仕業だと断定し、民衆は恐怖に陥ります。
盗賊の頭領であるトジョクは、部下たちに金品だけを奪い、殺してはならないと命じます。一方、ソン・イギョムはホン・ダインと共に賭場へ。ホン・ダインは、任務で来ているのであって、賭博ではないと釘を刺します。そこに現れた地元の役人はホン・ダインを見つけ、激しい憎しみを露わにし、連れ去ろうとします。二人の間には、深い因縁があるようです。
ホン・ダインが窮地に陥るのを見たソン・イギョムは、役人の部下を撃退します。役人はソン・イギョムに賭博で勝負を挑み、賭博に長けたソン・イギョムは勝利し、ホン・ダインと共に賭場を後にします。
役人はホン・ダインがイカサマをしていたことに気づき、部下を二人、ソン・イギョムの元へ送り込みます。部下たちは、ソン・イギョムがイカサマをしたとして、捕らえます。
森へ連れて行かれたソン・イギョムは、イカサマの疑いをかけられます。ソン・イギョムは、地方によって賭博のやり方が違うと説明しますが、役人は聞き入れません。
ソン・イギョム、ホン・ダイン、チュンサムの三人は捕らえられ、役人から罰を受けようとしたその時、覆面の盗賊たちが現れ、役人たちを襲撃します。役人は驚き、ソン・イギョムと盗賊がグルだと勘違いします。ソン・イギョムは覆面の盗賊を見て、トジョクだと気づきます。
トジョクは顔を覆っていた布を取り、素顔を現します。長年会っていなかった兄弟の再会に、緊張が走ります。
第6話の感想
第6話は、ハラハラドキドキの展開で、特に後半の盗賊との遭遇シーンは手に汗握るものでした。ホン・ダインの行動力と好奇心は相変わらずで、ソン・イギョムを振り回しつつも、どこか憎めないキャラクターとして描かれています。今回は、彼女がソン・イギョムの秘密を握っていることが、物語の大きな鍵となっています。ソン・イギョムは、彼女の脅しに屈し、任務に同行させることになりますが、これが後にどのような影響を及ぼすのか、今後の展開が気になります。
また、都承旨のホン・ダインへの想いが切なく描かれていました。ホン・ダインの手紙を読んだ時の彼の表情からは、彼女の自由奔放な性格を受け入れつつも、どこか寂しさを感じている様子が伝わってきました。二人の関係が今後どのように変化していくのか、注目したいポイントです。
つづく