今回もハラハラドキドキの展開でしたね!『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』第16話、早速振り返っていきましょう!

前回、後金の兵士に捕まってしまったバウとデヨプ。意識を取り戻したバウが見たのは、自分と同じく縛られているデヨプの姿でした。しかも、デヨプが持っていた密書は敵の手に!「なんで毛文龍(モ・ムルリョン)の部下の服を着て、イ・イチョムの密書を持ってるんだ?」と問い詰められます。

ここでバウ、機転を利かせます。「いやいや、我々はただの朝鮮の役人ですよ~」と嘘をつき、デヨプが本当のことを言って殺されないように庇おうとします。でも、デヨプはそんなバウの気遣いを蹴飛ばし、「この男こそが密書にあるキム・デソク(バウの本名)だ!モ・ムルリョンとは無関係だ!」と暴露!おいおい、デヨプ、それは言っちゃダメなやつ…!

しかし、これが功を奏したのか(?)、敵はバウが敵対勢力ではないと判断し、解放します。別れ際、デヨプは「翁主様(スギョン)を頼むぞ」とバウに後を託します。うーん、この二人の関係も複雑ですよね…。

解放されたバウを待っていたのは、なんと朝鮮の元武将カン・ホンニム。彼はサルファの戦いで捕虜になった人物でした。カン・ホンニムは「デヨプは処刑される可能性が高い」と告げますが、バウは「そんなことをしたら戦争になる!」と反論。

ここからがバウの真骨頂!カン・ホンニムの助けを借りて敵の将軍と直談判。「デヨプを殺せば、イ・イチョムにモ・ムルリョンを助ける口実を与えることになる。戦争を避けたいなら、彼を解放すべきだ。そしてモ・ムルリョンを倒したいなら、椵島(カド)に閉じ込めるのが得策だ」と説得します。さらに、「この約束は左議政(イ・イチョム)がするものだ」と、またもやイ・イチョムの名前を勝手に使って交渉!大胆不敵すぎる!

将軍もバウの弁舌と度胸に感心したのか、はたまた戦争を避けたい一心か、バウの要求を呑み、デヨプと共に解放。馬まで用意してくれるというVIP待遇(?)で、二人は無事に王宮へと帰還します。

王様は、死地から生還しただけでなく、見事に外交問題を解決してみせたバウの能力を高く評価します。そこに息子の無事を聞きつけたイ・イチョムが登場。バウが自分の名前を使って交渉したことを知り、怒り心頭ですが、バウは「これで貸し借りなしですよ」とばかりに、してやったりの表情。この二人のバチバチ感、たまりませんね!

その後、王様はバウを呼び出し、「余を恨んでいるか?」と尋ねます。バウは「王様だって大変ですよね、苦労ばかりで」と、核心を突くような、それでいて同情するような言葉を返します。この言葉は王様の心に深く響いたようです。

そして、ついにバウが我が家へ!チョ尚宮は涙ながらに喜び、そしてスギョン(ファイン翁主)は、愛する人が無事に戻ってきたことに心から安堵します。スギョンが住職に宛てた手紙が、バウの帰還に繋がったと信じるバウ。二人は熱い抱擁を交わします。よかった、本当によかった…!

しかし、感動の再会も束の間、とんでもない爆弾が投下されます。なんと、バウの前妻フナムが戻ってきたのです!怒り心頭のバウはフナムを追い出そうとしますが、フナムはスギョンが翁主であることを知っており、「私を追い出したら、この秘密をバラすわよ!」と脅迫。なんて女だ…!バウは仕方なく、一時的にフナムを家に置くことに。

バウは母親にフナムが過去にした裏切りを話しますが、母親は「それでも両班の血筋だから」とフナムを追い出すことに反対。業を煮やしたバウは、ついに母親にスギョンの正体を明かします。母親は驚愕し、イ・イチョムの報復を恐れてスギョンを追い出すよう懇願しますが、バウは「俺は彼女が好きだ。危険な目に遭わせるわけにはいかない」と断固拒否!男前すぎるぞ、バウ!

この会話を、妹のヨノンがこっそり聞いてしまい、顔面蒼白に…。波乱の予感しかしません。

バウはフナムを離れに追いやり、スギョンは元の部屋に戻ります。チュンベは「なんであんな女を追い出さないんだ?」とバウに詰め寄りますが、バウはフナムがスギョンの秘密を握っていることを打ち明け、「今は時期が悪い」と説明します。

翌日、デヨプがバウの家を訪ねてきます。前妻が戻ってきたと聞き、心配になったのでしょう。チョ尚宮の計らいでスギョンと二人きりになったデヨプは、「宮殿に戻りましょう」と促しますが、スギョンは「ここがいいのです」と静かに断ります。彼女の決意は固いようです。このやり取りを、またもやフナムが盗み聞き…!

そんな中、住職がフナムの話を聞きつけ、「私が更生させよう」と連れて行こうとしますが、フナムは金目の物を盗んで逃亡!どこまでも救いようのない…。

そして、最悪の事態が起こります。逃げたフナムは、なんとイ・イチョムの屋敷へ行き、「ファイン翁主は生きていて、バウの家にいる」と密告してしまうのです!褒美の金を受け取ったフナムですが、イ・イチョムは「口の軽い女はいずれ厄介ごとになる」と判断し、部下に命じて彼女を殺害…。あっけない、そしてあまりにも悲しい最期でした。

一方、イ・イチョムの息子イ・ウォニョプは、宮殿で内禁衛将(ネグミジャン)のソッケに翁主の居場所を密告。この動きはすぐにキム尚宮(キム・ゲシ)の耳に入ります。

そして、ついにイ・イチョムが兵を率いてバウの家へ…!扉を開けると、そこには毅然とした態度で立つスギョン(ファイン翁主)の姿が…!

次回、どうなっちゃうの!? バウとスギョンはこの最大の危機を乗り越えられるのか!? もう目が離せません!

つづく