今回の『ポッサム』第18話も、息もつかせぬ展開でしたね!特にデヨプの周りが、とんでもないことになってきましたよ…!

まず、あの腹黒いイ・イチョムがデヨプに衝撃の事実を告げるところからスタート。「お前は王子だ、この国唯一の正統な後継者なのだ」って…!デヨプも、あのイ・イチョムの言うことですから、すぐには信じられませんよね。「叔母上に聞いてみろ、あの人がお前の本当の母親なのだから」と畳みかけられ、デヨプは育ての親である叔母(実は母)の元へ。

問い詰められた母は、涙ながらに真実を告白します。「生き延びるために、これまで隠してきた」と。デヨプにとっては、唯一温もりを感じられた存在だった叔母が、実は母であり、こんなにも重い秘密を抱えていたなんて…!しかも、その理由が「生きるため」だったとしても、デヨプの心の傷は計り知れません。「母さん」と呼んだこともないけれど、デヨプが生きているだけで満足だった、という母の言葉も、今のデヨプには届かない…。打ちのめされたデヨプは、部屋に閉じこもってしまいます。

そこへまたイ・イチョムが現れ、「王座に就け」と焚きつけます。王座なんて興味ない、というデヨプに、イ・イチョムは「王になればファイン翁主(スギョン)を手に入れられるぞ」と悪魔の囁き…!この言葉に、デヨプの心は揺らぎます。

一度は母に「王座を奪って、翁主を手に入れる」と宣言するデヨプ。しかし、母は激怒し、デヨプを平手打ち!そして、さらに衝撃的な事実が明かされます。「お前の父を殺したのは、兄上(イ・イチョム)が送った刺客なのだ!」と…!なんと、実の父の仇が、自分を王にしようとしているイ・イチョムだったなんて…!母は、父の死を無駄にしないでほしい、今のまま生きてほしいと懇願します。この言葉で、デヨプも何かを感じ取ったようです。母も兄イ・イチョムに「デヨプを王にしようとするなら、昔の秘密を暴露する」と釘を刺しに行きます。いやはや、ドロドロしてきましたね…。

全てを知ったデヨプは、苦渋の決断をします。スギョンをこれ以上危険な目に遭わせるわけにはいかない、と。彼はバウを密かに呼び出し、「翁主を連れてこの国を出てくれ」と頼むのです…!切なすぎる…!そして、デヨプはイ・イチョムの元へ行き、「王になる」と、彼の要求を受け入れるふりをするのでした。これは一体、どういう作戦なのか…!?

一方、バウとスギョンの関係にも進展が。キム・ジャジョムがバウに近づき、「このままでは両班の身分も危ういぞ」と忠告し、綾陽君(ヌンヤングン)に会う気はないかと探りを入れてきます。政治的な動きもきな臭くなってきましたね。

そして、バウの母が動きます!バウとスギョンがまだ本当の夫婦になっていないことを心配し、もしスギョンの身分が回復したらバウが捨てられるのでは、と危惧した母は、スギョンに早く夫婦の契りを結ぶよう、遠回しにプレッシャーをかけます。

スギョンも、バウと共に生きたいと願っていました。ある夜、出かけようとするバウを引き止め、「今夜はここにいてほしい」と頼みます。突然のことに戸惑うバウでしたが、覚悟を決めます。彼は改めてスギョンに向き合い、「私があなたにあげられるのは、この真心だけだ。私の妻になってほしい」と告白!スギョンは感動の涙を流し、「あなたの妻になります」と受け入れます。二人は夫婦の礼を交わし、固く抱きしめ合うのでした…。部屋の外に二人の履物が並んでいるのを見て、母もホッと一安心。良かったねぇ…!

翌日、バウとチュンベは、以前ドルソクの兄が話していた先王の料理人(待令熟手)を尾行します。しかし、その料理人はバウたちに気づくと逃走!追いかけた先で見たものは…なんと、イ・イチョムが重臣たちと密談している現場でした!これはヤバい!二人は一旦退散します。

イ・イチョムは、その料理人を連れて王(光海君)に謁見。王は激怒しますが、イ・イチョムは先王の件(おそらく毒殺関連でしょう)を盾に、王に迫ります。「翁主(スギョン)を差し出せ」「バウたちの両班の身分を剥奪しろ」と。そして、その見返りに、秘密を知る料理人を自分が始末すると約束します。王は、イ・イチョムの脅迫に屈するしかありませんでした…。

王命を受けたイ・イチョムが、部下を引き連れてバウの家へ向かいますが…時すでに遅し!家はもぬけの殻。実は、王の護衛官が事前にバウへ知らせてくれていたのです!王様、ナイスアシスト!

バウは、母と妹、チャドルをサンイン寺の住職の元へ避難させ、自身はスギョンとチョ尚宮を連れて逃亡します。ここでスギョンが大胆な提案を。「西宮(仁穆大妃が幽閉されている場所)に隠れるのが一番安全ではないか」と。確かに、灯台下暗し、でしょうか。

バウはこの考えをデヨプに伝え(協力関係は続いているんですね!)、夜、梯子を使って西宮の塀を乗り越えようとします。チョ尚宮が先に中へ入った、その時!スギョンを引き上げようとしたバウたちの前に、巡回の兵士たちが現れ、突進してきます!

うわー!絶体絶命!ここで次回へ続く!ハラハラドキドキが止まりませんね!

つづく