ついに最終回!『ポッサム』第20話、本当に色々なことがありましたね…!涙なしには見られない展開でした。早速、あらすじとネタバレを振り返っていきましょう!

イ・イチョムの非情な策略とデヨプの苦悩

物語は、イ・イチョムがファイン翁主を人質にとるところから始まります。目的はもちろん、イ・デヨプを意のままに操ること。ファイン翁主はイ・イチョムの卑劣さに激怒して罵倒しますが、デヨプは彼女の身を案じて制止します。イ・イチョムを刺激するのは危険すぎますからね…。

デヨプはすぐにバウへ使いを出し、翁主の危機を伝えます。バウはキム・ジャジョムと手を組むことを決意。仁穆(インモク)大妃(テビ)に会いに行き、反正(パンジョン:クーデター)への協力を取り付けます。大妃とその娘の安全を保証することを条件に、大妃は密書を書いてくれました。バウはその密書をキム・ジャジョムに渡し、改めて大妃たちの安全確保を念押し。キム・ジャジョムもこれを了承します。

一方、デヨプはイ・イチョムに対し、「明日、父の墓参りに翁主を連れて行きたい」と申し出ます。イ・イチョムは、デヨプが何か企んでいても、それを逆手に取ってバウたちを一網打尽にできると考え、あっさり承諾。

墓地での攻防、そして悲劇

翌日、墓地へ向かう道中、デヨプとバウの計画が動き出します。チュンベがイ・イチョムの息子をうまくおびき出し、イ・イチョムは孤立。デヨプとバウは見事な連携プレーでイ・イチョムを翻弄し、その隙にチュンベがファイン翁主を救出!デヨプとバウも姿を消します。

バウと翁主を安全な場所へ逃がした後、デヨプはイ・イチョムのもとへ戻ります。長年育ててくれた恩義から、とどめを刺すことができませんでした。しかし、デヨプが背を向けた瞬間、イ・イチョムは落ちていた剣を拾い、デヨプを背後から突き刺します…!なんてこと…!

デヨプは最後の力を振り絞り、「父上…」と呼びかけ、「今まで私を実の子のように思ってくれたことはありましたか?」と問いかけます。イ・イチョムは激しく動揺し、剣を落としてその場を去ります。答えることなく…。

駆けつけたバウとファイン翁主が見たのは、血まみれで倒れているデヨプの姿でした。デヨプは息も絶え絶えに、イ・イチョムを殺そうとしたができなかったこと、翁主の幸せを願うこと、そして母に孝行できなかったことをバウに託し、静かに目を閉じました…。悲しすぎる結末です…。

反正(クーデター)決行、そして光海君の最期

デヨプの死を乗り越え、ファイン翁主はバウに「たとえ父(王)が相手でも、正しい道を選んでほしい」と訴えます。彼女の気高さに心を打たれたバウは、王と昭儀(ソイ)の安全を必ず守ると誓います。しかし、翁主はバウの未来を邪魔したくないと、別れを決意していました。チョ尚宮が引き止めますが、彼女の意志は固いものでした。

バウはキム・ジャジョムに改めて王たちの保護を念押し。一方、王は謀反の動きを察知し、キム・ジャジョムとバウを呼び出します。キム尚宮は、政権を取ったら自分を助けてくれるようキム・ジャジョムに頼み、彼はその場で承諾。

王はキム・ジャジョムとバウに謀反の意志を問います。キム・ジャジョムは否定しますが、バウはためらいます。王はキム・ジャジョムを下がらせ、バウと二人きりに。「お前が嘘をついているのは分かっている。だが、私の周りに嘘をつかない者が何人いる?」と語り、「イ・イチョムだけは阻止してくれ。彼でなければ誰が王になっても構わない」と頼みます。そして、ファイン翁主の父として、娘をバウに託すのでした。

その後、バウはイ・イチョムの息子を捕らえ、父へ偽の情報を書かせ、さらにチルソンの仇として痛めつけます。イ・イチョムは「バウの謀反は誤解だった」という手紙を受け取り、混乱します。

深夜、綾陽君によるクーデターが開始。バウは城門を開け、西人派(ソインパ)を宮殿に引き入れます。王は最後まで忠誠を尽くすチュンヨンに「イ・イチョムを捕らえろ」と最後の命令を下しますが、チュンヨンは王を守ることを優先。キム尚宮は逃げようとしますが、キム・ジャジョムに捕まります。彼は約束を破り、「今日のためにお前に耐えてきたのだ」と彼女を踏みつけます。

チュンヨンは王を連れてファイン翁主とバウのもとへ。しかし、追ってきたキム・ジャジョムたちの銃弾に倒れてしまいます…。

ついにバウはイ・イチョムと対峙します。イ・イチョムは「国のためだった」と主張しますが、バウは「私欲のためだ」と断じます。最後にイ・イチョムはデヨプの亡骸について尋ね、バウが「手厚く葬った」と答えると、深々と感謝の意を示すのでした。

新たな時代の幕開けと、ふたりの未来

一夜にして政権は覆り、光海君は廃位され、綾陽君が新たな王として即位。国は新たな時代を迎えます。

キム・ジャジョムはバウにファイン翁主の居場所を教えろと迫りますが、バウは「知らない」と貫き通します。

その頃、ファイン翁主はお寺で髪を切り、尼になろうとしていました。しかし、そこへバウとチュンベが現れ、彼女を「ポッサム」! そう、この物語はポッサムで始まり、ポッサムで終わるのです。

こうしてバウ、ファイン翁主、そしてチュンベの3人は、共に新たな人生を歩み始めるのでした。彼らの運命が良かったのか悪かったのか、それは見る人それぞれの心の中に…。

登場人物リスト

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